令和3年3月23日訪問。
姫路城のすぐ西隣りの当教会は、ベルギーに本部を持つ修道会『淳心会』により昭和24年に献堂されました。
当時献堂されたザビエル館(旧聖堂)。
今は、聖堂としての役割りを終えてカルチャースクールの会場等にも使用されているようです。
1972年(昭和47年)聖霊降臨の日に竣工し、献堂式が行われた新聖堂。
喫茶店も併設されており、多目的ホールとしての使用も兼ねた開かれた教会となっています。
事前に訪問のお願いをした時に事務員さんが『聖堂は開いているのでご自由にどうぞ。』との事でしたが、一応声を掛けて聖堂内へ。
正面に十字架を拝したご昇天のステンドグラス、左右天井近くの横長の窓、左手の十字架の道行のステンドグラスから光が差し込み、何とも言えぬ荘厳な雰囲気です。
筆者的には、左手の『栄光への道』というタイトルのステンドグラスにとても惹かれました。
中心の復活のイエス様を、十字架の道行の14枚のパネルが囲んでいる美しいレイアウトのステンドグラスです。
コロナ禍の中こちらの教会も、感染症対策がしっかり行われているようです。
ホームページを覗くと、主日のミサは4回に分散、『ミサ時間登録証』なるものが発行されており、指定時間厳守でしかも各ミサ100名の入堂制限という事です。
跪き台の付いた長椅子が整然と並んでいる聖堂を見慣れている筆者としては、若干の違和感を感じた、イスのソーシャルディスタンスな配置もやむを得ないと納得です。
守護聖人である、聖フランシスコ・ザビエル像に別れを告げて教会を後にしました。
さて、ここからはエピローグです。
実は、この後右手ザビエル館前の駐車場に車を停めたまま姫路城を散策して来ました。
戻って来ると、信者さんでしょうか1台の車が駐車場に入って来ました。
県外ナンバーの車に手土産を持った夫婦を訝しく思った(に違いないと私は感じた。)だろうと思い、かくかくしかじかと教会訪問の旨を説明した次第です。
すると、『そんなん全然思ってませんよ。』、『ふ~ん、夫婦でええなぁ。』、『私は幼児洗礼でダム女出身やけど主人は仏陀やから。』、『この車ええな。色もいいし何ていう車ですか?』、『ウチの車もう古いから買い替えたいんやけど。』と結構なマシンガントーク。
見た目は、セレブっぽく『姫路城見るのに教会の敷地を勝手に使うな!』とのお叱りを受けるかと内心ヒヤヒヤでしたが、中身はとてもフレンドリーな関西のオバチャンだったので安心しました。