教会・聖地訪問

気ままに教会を巡りながら出会いを楽しむ

くゎんせいがくいん Church 物語

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教会・聖地訪問№257

2023年4月1日訪問

 

日本キリスト教団関西学院教会

牧師先生手作りのパンフレットから全てのナゾ解きは始まりました。

関西学院教会。

いままで普通に「かんせいがくいん」と呼んでいましたが、このパンフレットによると

Kwanseigakuin Church と記されています。

「くわんせいがくいん」もしくは「くゎんせいがくいん」か?

関西学院教会のルーツを探るべき旅の始まりです。

 

こちらは、神戸文学館。

神戸、原田の地に関西学院大学のチャペルとして、1904年(明治37年)に建てられた、神戸市内最古の木造レンガ造りの教会建築です。

大学キャンパスは西宮市に移転しましたがチャペルは残り、礼拝堂~観光施設~図書館~市民ギャラリー~今に至ります。
現在は、文学館として神戸にゆかりのあった文学者を紹介しており、サロンではゆっくり作品の閲覧も出来ます。

1993年の市民ギャラリーオープン時に、建物改修が行われました。
設計は一粒社ヴォーリズ建築事務所です。
戦災で焼けたり、傷の残ったレンガをそのまま使用したり、瓦も数種類混ぜ合わせて微妙に古めな感じを出したりと、再現への細かい意匠が伺えます。

開堂当初のチャペルの姿に甦った神戸文学館。
まるで礼拝堂で祈っているかように、落ち着いて見学出来ました。

さて、西宮の上ヶ原に舞台を移しましょう。

こちら関西学院(かんせいがくいん)教会は、名前からすると関西学院大学のチャペルと思われがちですが、実はキャンパス内にあるのではなく、学園花通りを甲東園駅方面へ500mほど歩いた所にあります。

訪れてみると、併設する仁川幼稚園と教会は周りを道路でぐるりと囲まれていて、そのスポットだけが辺りの住宅街から離れ小島のようになっており、なかなかに良い立地だなと感じました。

こちらの教会の歴史は古く、また関西学院とともにあります。
神戸、原田の地に関西学院が創立されたのは、1889年(明治22年)。

それから当地、西宮上ヶ原に大学が移転して来たのは、1929年(昭和4年)。
当時はハッキリ言って田舎(正直過ぎてゴメンネ!)だった広大な土地にキャンパスの設計図を引いたのは、W・M・ヴォーリズさんでした。

 

1953年(昭和28年)に併設する仁川幼稚園が、1957年(昭和32年)にこちらの現礼拝堂が、ヴォーリズ建築事務所により建てられました。
スパニッシュ・ミッション・スタイルの関学建築を踏襲する、シンプルながらも温かい木の温もりを感じる礼拝堂に仕上がっています。

結局解けないナゾは残りました。
「くわんせいがくいん?」「くゎんせいがくいん?」「かんせいがくいん?」

やはり牧師先生に聞いてみるしかないな!