田園調布教会~浅草教会~イグナチオ教会を巡る駆け足巡礼記。
5時25分 まだ真っ暗、自宅出発。
最寄りの駅まで車で娘に送ってもらう。
6時10分 豊橋駅の新幹線ホームで始発新幹線を待つ。
とにかく寒い。何やらシーズン一番の最強寒波襲来らしい。
巡礼には苦難が伴うほど実りも大きい。望む所だ!と強がる。
新横浜~菊名~多摩川と乗り継いで最初の巡礼地カトリック田園調布教会へ。
8時50分 大田区田園調布〇〇〇と表札の付いたデカい家、普通に車庫には外車。
若干のアウェイ感を感じつつ、歩みを進めると見えて来ましたぁ!!!
周りの景観にしっかり溶け込んだ大聖堂と鐘楼が印象的。
ムダに遠回りに周回してやっと入口にたどり着く。今日の懇話会の案内。
大聖堂正面(残念!今日はCLOSE)
中庭にはルルドの聖母。
ウロウロしているうちに、「スイマセン・・・」と声をかけられ振り向く。
と、(妻がギャー!)なんと大西神父様が立っているではないですか!
(田園調布教会で初めて会話したのは僕?聖霊働いたか?)
「早く気過ぎちゃって、どこから入れますか?」と聞かれ、「僕はここの信者じゃないんで」とかゴニョゴニョ言ってるうち、先程どなたかがクララ聖堂横の扉から中に入って行ったのを思い出し、
「どうぞ、どうぞ、こちらから」とか言いつつご案内。10時 御ミサにあずかる。
どんな司式なのかワクワク。
ミョーに明るい、軽い、元気、やっぱり若いなぁ。
ただ、教区司牧活動での信者数減、司祭のなり手がいない、日本のカトリックの置かれている
状況を憂いているメッセージを感じた。
11時 懇話会、お題は「新米神父の思うこと」
ご自身の失敗談を交えながら、軽快なトークで会場の笑いを誘う。
教会・・・敷居が高い。
神父・・・謹厳、高潔、近寄り難い。
こんなイメージをぶち壊す、弱いダメな自分をさらけ出すホンネの講話。
神様はこんな自分もあなたも愛して下さる。
繰り返し語られる神様の無限の愛。
最後は涙、涙、涙、感動のお話でした。
12時30分 昼食会
田園調布教会の皆様が準備してくれた盛沢山なビュッフェスタイルのお食事。
これでワンコインか!(食べるに夢中で画像ナシ!)田園調布教会の皆様、大西神父様
愛知県から来た田舎者に良くして下さりありがとうございました。
15時40分 浅草寺をブラついてから、カトリック浅草教会へ。正面左手にルルドの聖母像、ベルナデッタ目線で撮影。
「開いてるかな?」恐る恐る入口へ。
良かった、開いてる。
やっぱり教会が開いているとホッとする。やわらかい夕陽がステンドグラスから差し込み、静謐でスピリチュアルな空間。
やはり教会は祈りの場だなと感じる。教会裏手に回ると、殉教記念碑を発見。
「浅草・鳥越きりしたん殉教記念碑」江戸時代にこの地で27名の信者が処刑された。
禁教の時代の先人達の信仰の強さを改めて感じる。
17時 四ツ谷駅を降りて最後の巡礼地聖イグナチオ教会へ。
その前にドンボスコ社に寄ってお土産を物色。珍しい天使ガブリエルのメダイをゲット。
17時30分 聖イグナチオ教会へ、18時から御ミサ、19時から聖体賛美式にあずかる。入口に聖水が無く、ここにも新型コロナウィルスの影響が見られた。
早く収束するよう、また感染した人が早く治るよう祈る。
聖体賛美式は聖歌隊の歌とパイプオルガンの演奏で行われた。
黙想では百人以上の参列者がいたにもかかわらず、自分の息づかいまで感じられる沈黙。
時間に追われる日常から離れて神を感じるひととき。
20時15分 エピローグ全ての巡礼を終えてフランシスコ教皇様(パネル)にお別れして帰途につく。
豊橋駅着へは最終の21時30分東京駅発の新幹線に乗らないと。
もう、足が棒。
ただ天気にも恵まれ無事巡礼を終える事が出来た。
神に感謝。